fc2ブログ

デザインされた住宅を建築家と建てる!

設計事務所を開設して10周年を向かえたDEN設計、60組程度のクライアントの「家への思い」と建築家の体験記をお贈りします。あまり知られていない「家づくり」に特化してお話していきます。

スポンサーサイト

 --------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【資金計画】・【土地探し】・【設計者の依頼】は、同時期におこなおう!(後編)

 2016-06-23

設計事務所開設10周年を向かえた建築家 森川 稔が語る「家づくり物語」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆無料プランニングサービス☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 敷地・ご要望により、【計画プラン+見積書】を無料にて提案させて頂きます。
 たとえば、こんな方達に利用されています。

 サイト利用者:
 1.他社の提案に不満、不安があり、設計事務所にセカンドオピニオンとして
意見が聞きたい。
 2.個性的なデザインが好きで建替・新築・リフォームをお考えの方
 3.工務店、ハウスメーカーに、依頼する前に、自分なりに検討したい方。
 4.具体的に、自分の土地に建てられる家のボリュームと、予算が知りたい方。


 無料プランニングサービス
 http://www.den-design.com/services/


☆☆☆☆☆ 知ってますか?【CMシステム】 賢く安く建てる! ☆☆☆☆☆☆


 中間マージン削除による建築コストの20~30%減!

 工事金額の明瞭化により”造る楽しみ”を感じられる!

 シンプルな賢い家づくりで施主主導型!
 

 CM(コンストラクション・マネージメントの略)とは、いままでの日本の、
 建設システムの中では、建設会社や、ハウスメーカーに、一括して工事を依頼
 してきた。
 
 その建設会社やハウスメーカーに変わり、工事コスト・品質をCM請負会社
 (CMr:コンストラクション・マネージャー)が行い、ユーザーが、直接、
 専門工事会社や、保証協会と契約し、発注する欧米的な、しくみ の事。

 発注・契約方式が多様化する中で、コスト構成の透明化・コスト低減・発注者
 支援などの強い要請により、CM方式は、1960年代に米国で始まったものといわ
 れる。

 そのCMシステムでは、■中間マージンの削除■工事金額の明瞭化■第三者に
 よる徹底した工事監理 などが、利点としあげられる、近年の、先行きの不安
 な日本でも、全米の三分の二を占めるCM方式が、必要とされている。

 当事務所では、このCM型分離発注を続け8年の実績があります。
 施主の立場に立ち、より良い家づくりの環境を用意しています。

 【CMシステム】サイト
 http://www.den-design.com/cm-system/


**************************************************************

 【デザインされた住宅を建築家と建てる!】について

 設計事務所を開設して10周年を向かえたDEN設計、60組程度のクライアント
 の「家のデザインへの思い」と建築家の体験記をお贈りします。あまり知られていない
 「家づくり」に特化してお話していきます。

 そのデザイン住宅が出来上がるまでに必ず遭遇する諸問題。建築法規や工事費、
 近隣問題、心構えなどを、必要な部分をピックアップして説明していきます。

 住宅設計と言う専門分野であるため、難しい言葉など専門用語もたくさん出てきま
 すが、たくさんの他WEBで紹介されていますので、詳細な説明は、最低限必
 要と思われる事柄のみとさせていただきます。

 このブログは、一方通行の発信媒体ではなく、皆さんの知りたい情報もたく
 さん盛り込んでいきますので、ご要望があれば、連絡ください。

                       DEN設計一級建築士事務所
                            主宰  森川 稔
 
 無料プランニングサービス
 http://www.den-design.com/services/



***************************ブログ本文*************************

 本文中[ポイント○]と明記されているところだけでも読んで見てください!
 参考に必ずなると思います。

 「クライアントとの物語」は、全て実際にあったお話です。



 家を建てるために!これだけは!(第1話)
  ≪ステップ1≫
 【資金計画】・【土地探し】・【設計者の依頼】は、同時期におこなおう!
(後編)


 この三つの作業は、常にトライ&エラーを繰り返し、ほとんどの方が、妥協点
 を見つけ、【空想の世界】が【現実の形あるもの】に変わって行く重要な過程
 です。

 夢は、その都度、変えてもいいし、曲げたくは無いものは、最後まで持ち続け
 ましょう!

~~~~~クライアントとの物語~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 今回は、設計依頼を検討している若いご夫婦(K氏)のお話です。

 当事務所で設計契約できなかった残念なケースです。

 先日、面談にやって来られたご夫婦(K氏)で、DEN設計のプランニングサ
 ービスをご利用頂いた時のことです。
 
 土地を購入し、60平米程度の狭小敷地に建てられる個性溢れるモダンな家を設
 計してほしいとの事でした。
 
 面談したときにヒアリングさせて頂いたのが・・・

 1.ハウスメーカーとかの企画された家は苦手。
 2.中庭を感じながら生活したい
 3.土地にかかった費用負担が多く、1000万円程度が建設費用。
 4.他に、○○建築事務所にも提案依頼している。
 5.間取りは・・・・

 この時点で、DEN設計に依頼できるのか?を聞かれました。

 森川:「予算や要望の内容をボリューム計算して、そのボリュームの中で私な
    りのデザインをやってみます!希望の予算をオーバーする場合がありま
    すが、要望されている”やりたい事”をできる限り考慮します。」

 と返答したところ、

 K氏:「先ほど話した、他の依頼している○○建築事務所ですが、森川さんの
    DEN設計に在籍していた人がいるんですが、ご存知ですか?・・・・
    師弟対決ですかね!やはり似た建物になりますか?」

 森川:「それは、知っていますが、私のデザインは、他の誰かができる訳では
    無いと思います。インスピレーションの違いがあるから個性だと思いま
    す。いろいろな建築家が、クライアントの言葉から感じたものを大切に
    思い、いろいろな”カタチ”に創作するのですから・・・」

 それから、2週間後・・・

 プランと予算をプレゼンさせて頂きました。
 要望された条件には及ばず、金額は、1150万円程度(150万円オーバー)にな
 りました。

 そしてプランの話を始めました・・・・・

 森川:「外観は、矩形のきれいな四角い少しやわらかい表情とし・・・・
    ・・・角度をつけた玄関から中に入ると、さらに角度をつけたガラスで
    囲まれた中庭を見ながら ホール→リビング→ダイニング→キッチンと
   、回廊のように視界に奥行きを感じられるようにしました。外観からは想
   像がつかない内部空間とのギャップが楽しさを呼ぶと思います。」

 すると・・

 K氏:「こんな発想があったんですね、せまい敷地でもプランが成立するんで
    すね・・・大変感動しました。他の依頼している○○建築事務所でのプ
    ランは、全て四角いプランでした。ただ、予算オーバーですね。」

 計算した見積書の説明し、そぎ落とせる限界の状態である事をお話しました。

 K氏:「他の依頼している○○建築事務所では、1000万円内でした。プランは
     、DEN設計さんのほうが良いのですが、そちらに依頼するしかない
     のでしょうか?」

 森川:「残念ながら、私がデザインしたプランは、決して無理をして金額を跳
    ね上げている要素は無く、その○○建築事務所で本当にその予算ででき
    るのであれば、依頼先を決める大きな理由にはなるでしょう。」

 続けて・・・

 森川:「依頼先を決めるには、自分と考えの近い同年代や経験豊富な建築家な
    どいろいろありますが、大切なのは”この人を信用できるのか?”だと
    思います。工事予算ですが、○○建築事務所での実績で同額程度の物件
    を実際に見せてもらったり、契約時から竣工時への金額のアップ率など
    を聞いてみてください。その対応する姿こそが、依頼先を決める事に繋
    がると思います。」

 その後、予算を増やす事を検討して頂いたが、借入額を不動産会社と決めてし
 まっていて、そのままの予算で進めざるを得ない事をメールで丁寧な文面にて
 ご連絡いただきました。

 設計契約後、打合せを重ねると建築工事費は、必ず上がってきます。そのアッ
 プ率を見込んで予算提示をDEN設計では行っています。

 十分な検討をした上で、少ない予算でも試行錯誤して知恵を振り絞って設計し
 ますが、まったく余裕のない設計では、クライアントの希望までを削る事とな
 ってしまうからです。

 残念ながら、今回は、”土地探し”から、ご一緒に進め、「家づくり」に関わ
 る総予算を決め、無理のない借入などのサポートができなかった事を悔やみま
 した。
 
 K氏が、その○○建築事務所で予算内で家づくりが成功する事を願うばかりで
 す。



 DEN設計へのご相談はこちら
 http://www.den-design.com/contact/

 無料プランニングサービス
 http://www.den-design.com/services/


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【設計者さがし】・・設計料は、いらない? <前回のつづき>


■設計事務所の場合:設計料は、施主の家づくりを現実のものにするパートーナ
 ー 、そして、細部にまで関わり設計のプロデュースをし、本来あるべきスタ
 イル、「施主と建築家の家づくりのコラボレーション」を 実現す為、日々努
 力しているものが、責任をもって行う職務。
 弁護士や税理士と同様に、専門職である建築士の職務に対する建築士法による
 報酬です。

 そこで、ハウスメーカーなどでは、営業マンが、「設計料はいらないです」と
 説明する場合があります。

 では、「設計料はいらない」とはなぜ・・?



■ハウスメーカーの場合・・・創刊号でもお話したように、設計料は、請負金額
 の中に入っています。設計料は、見積項目では出さず、全て、工事原価+施工
 経費+営業経費として、経費の中に含まれます。

 工事原価とは?・・この金額は、外部工務店に支払われる金額、その工務店の
 経費は、すでにON(オン)されています。

 施工経費、営業経費とは?・・会社運営費・営業社員の報奨金・営業社員給料
 ・間接社員(総務・経理・設計・積算・建設・アフターメンテナンス社員)
 給料・役員報酬などなど、全て含まれています。


 それでは、これだけ、繁栄してきた、ハウスメーカーの設計とは?と、疑問を
 お持ちになるでしょう。


[ポイント1]~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 全部のハウスメーカーではありませんが、あるハウスメーカーでは、営業社員
 が、お客様より、要望を聞き、用意してあるプラン集をあてはめて、設計社員
 は、申請・作図・発注業務のみ。その用意されているプランのクロス・カーテ
 ン・照明・限られた設備機器のみ、施主に与えられた選択肢なのです。
 そうする事により、本来の報酬としての、設計料は発生するはずがありません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■建築プロデュース会社の場合・・・一般的には、たくさんの建築家を有料サイ
 トで呼び込み、コンペ方式でユーザーが希望する建築家を選び、プロデュース
 会社が工務店を 決めます。
 当然、担当するプロデューサーは、建築士やファイナンシャルプランナーなど
 のプロが、豊富な経験と知識で、ユーザーをバックアップしてくれるのが、健
 全な建築プロデュース会社です。


[ポイント2]~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 最近多くなってきているのが、表向きは、○○プロデュース会社や、ややこし
 いのが○○建築設計事務所など、たくさんの建築作品の写真を掲載して、あた
 かも皆さんが認識しているプロデュース会社と思っている企業の中には、

 外注設計事務所又は内部設計者 + 自社施工 = 建設会社 なのです。

 設計事務所やプロデュース会社と言う中間的立場なのに、アフターメンテナン
 スや建築保証をできる事が建設業登録している証です。

 良い悪いと言う話ではなく、設計・施工の分離がなされない事が懸念されます。

 困った事に、建設会社や工務店という名称を使わずに、聞こえの良い”プロ
 デュース会社”や”○○建築事務所”などで、一般ユーザーを迷わせてしまっ
 ています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■工務店(ビルダー)の場合・・・設計は、ほとんどが、外注の設計事務所など
 が、設計を行います。上記ハウスメーカーと同様に この外注費にも、経費は
 かかります。
 ただ、中には、最初から、設計・施工を分離し、施主の負担を減らす為に、施
 主へ、その工務店が、設計者を紹介するケースもあります。当事務所でも、そ
 う言う実直で、良心的な会社とは、長く付き合わせていただいております。



 三技一体で、最初の≪ステップ1≫は、進んでは戻り、戻っては進む事と、理
 解していただけたでしょうか?
 
 そこで、施主の負担を考えれば、自分に合った、設計者(家造りを一緒に自分
 の目線に立って真剣に考えてくれる者)を見つけ、資金面・土地の問題・プラ
 ンやデザインなどの、初期段階から、相談されるのが、望ましいでしょう。


(次回お楽しみに!)次回は「契約」です!
               ----to be continue――――――――>



 みなさんの、良い家づくりができる事を、心より願っております。




===========================================================================
 次回予告:
  ■ 連載 【家を建てるために!これだけは!】(第3話)
       ≪ステップ2≫
      【契 約】(土地の場合) その契約、まった!もう一度考えよう!
            CHECK1.信頼度チェック!             

 家をたてるには?いろいろ、本・WEBは、見たんだけど・・やっぱりわから
 ない・・ と言う方、必見!!
===========================================================================

スポンサーサイト



«【契 約】(土地の場合)その契約、まった!もう一度考えよう!信頼度チェック!解説編(1/2)  | HOME |  【資金計画】・【土地探し】・【設計者の依頼】は同時期におこなおう!(前編)»

Calendar

« | 2023-06 | »
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

Recent Entries

Categories

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。